オリジナル短編小説を投稿しました 3月26日
ノクターンノベルズにて、
オリジナルの短編小説を投稿しました。
Skebにてご依頼いただき、執筆した作品です。
障子の向こうの、妻と猿

もしよろしければご覧になってください!
投稿分をここでも少しご紹介します。
「…………」
八重は誰に夜這いされているのか。それが気にならぬわけはなかった。今、男女は交歓に耽っている。多少のことがあっても露見することはなさそうだった。
茂吉は障子に手をかける。そして音を立てぬようゆっくりと開いていく。
「?!」
その先に広がっていた光景に、茂吉は思わず息を飲んだ。
妻の寝所におとなうもの。それは村の者ではなかった。いや……。人間ですらない。
大きな猿が八重の裸体に覆いかぶさっていた。
「ホッ! ホォッ、ホッホ!」
茂吉の女房は四つん這いに折りたたまれて、毛むくじゃらの手に蜂腰を掴まれていた。許しを乞うように頭を垂れ、ひたすらに妖獣の抽送を受けとめ続ける。
そんな様子を見下ろす猿は、実に愉快そうな吠え声を発する。
(さ、猿……? こいつ、まさか……!?)
身の丈が人間ほどもある怪猿。間違いない。これこそが宿場の者が話していた妖魅だ。
その姿を認識した途端、濃厚な獣臭が茂吉の鼻をついた。思わず部屋を見回す。普段は整頓されているはずのそこは、ひどい有様だった。
汗、愛液、涙に種汁……。布団はあらゆる体液でじっとりと濡れている。それはとうに放りだされ、彼奴は畳の上で八重を犯していた。
部屋の隅にはくしゃくしゃの手ぬぐいがあった。茂吉が帰った際に怪しまれないよう、八重は前もって清掃の準備をしていたのだろう。
しかしこの部屋の惨状では、焼け石に水というものだ。
(この猿……どこかで……)
気ままに暴虐を振るう大猿に、茂吉はどこか見覚えがあった。正確にはその毛色にだ。次の瞬間、はっと思いいたる。
八重が初めて犯された次の日、部屋の隅で拾いあげた毛束。あれと同じ色艶をしていた。
茂吉は愕然とした。自分の女房はすでに何度も、怪なる猿から夜這いをかけられていたのだ。
続きは投稿サイトにてご覧いただければ幸いです!

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