オリジナル短編小説を投稿しました 7月15日
ノクターンノベルズにて、
オリジナルの短編小説を投稿しました。
Skebにてご依頼いただき、執筆した作品です。
もしよろしければご覧になってください!
投稿分をここでも少しご紹介します。
(このままじゃ……まずい……)
不可逆の危機はすぐそこに迫っている。痛みを伴っても構わない。しなのは抵抗を決心する。
「くっ……うぅぅぅっ!」
腹筋に力を込め、無理やり上体を起こそうとした。剥きだしの肩口にイヌの爪が強く食いこむ。暁眼に涙が滲んだ。
必死の抵抗は無事に実る。咄嗟のことに二匹とも反応が遅れた。拘束の力が緩み、しなのはそのスキを突くことに全力を注ぐ。
しかし。
べちゃっ!
「うぅっ!?」
魔物は別のものでしなのを縛りつけようとした。体液に含まれる媚毒だ。
上半身を抑えつける魔犬は首を伸ばし、少女の顔貌を舐めあげた。ざらりとした感触を桃唇が捉え、同時に異臭が鼻へ殺到する。
べちゃっ、べろっ、べちょっ、べろぉ~~~、べちょっ。
「や、やめっ、んぶっ!? む、んんぅ……っ」
イヌの舌は筋肉の塊だ。疲れを見せることなく、しなのの顔を大きく広く舐めまわし続ける。唾液と獣臭に呼吸器を塞がれ、しなのは満足に息もできない。
美少女の花貌が半濁の穢汁で覆われる頃。魔犬はようやく舐責を終えた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
イヌの唾液は妙に粘ついていた。鮮やかな炎髪にも絡みつき、腐臭にも似たにおいが鼻を突く。
無遠慮な舌遣いは当然、唇の中にも及んでいた。口腔内は苦味に包まれ、胃がむかむかとしはじめる。
顔にも髪にも犬の唾液を染みこまされ、しなのの気力はすっかり削がれてしまう。問題はそれだけではなかった。
続きは投稿サイトにてご覧いただければ幸いです!
まだまだSkebで小説のリクエストを受けつけております。
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